ケアマネが事業所選びをする際は、どのような事業所でどのような風に働きたいかを、具体的に考えておくことが大切です。給料や、労働時間、自宅からどれだけ離れたエリアまでなら働けるかをあらかじめ決めておけば、実際の選定作業に入った時に迷う時間が少なくてすみます。

これらは基本的なことですが、効率よく事業所選びを進めていくためにも、事前にしっかり考えておくべきことです。

そして次に大切なことは、転職候補の事業所の方針を確認することです。経営方針によって利用者へのケアプランの作り方は異なってきます。元の職場との違いをしっかり把握しておかなければ、ケアマネとして転職し新しく仕事を始めた際に、戸惑ってしまうでしょう。

最後に見るべきところは、居宅介護支援事務所で働くか、介護施設で働くかという点です。居宅介護支援事務所の場合、規模によってそこで働いているケアマネの人数が少ない場合があります。

事業所のケアマネ業務をすべて一人で担っている場合も少なくありません。もし一人ですべてを行うとなれば、もちろん大きなプレッシャーがかかってきます。経験が浅く、新しい職場での仕事を不安に感じる場合には、そこで働いているケアマネの人数を確認しておくと方がいいでしょう。経験のある職員のフォローがないのとあるのとでは、転職後の労働量や環境がかなり違ってきます。

そして介護施設で働く場合、介護職と兼任しなければならない現場もあるため、仕事内容をしっかり確認しておく必要があります。